長狭藩藩主の代官である【柴田 左門(しばた さもん)】は、
【大黒屋 利兵衛(だいこくや りへい)】と手を組んで悪事に手を染め、
私腹を肥やす日々を送っていた。
しかしそんなある日、密偵が調査に入った可能性があるという報告を耳にする。
公儀隠密なのか、あるいは年貢高で幕府の覚えめでたい左門を
妬んで足を引っ張ろうとする何者かの差し金か。
もし民衆の中に密告者がいるなら、ひっ捕らえて見せしめにせねばなるまい───。
「───お代官様、ここはひとつ罠を仕掛けてみては?」
「密偵を炙り出そうというのか?」
「左様でございます───下手に隠そうとするより、むしろ堂々と
悪事を働いてやれば黙ってはいられますまい」
「確かに…しっかり網を張って逃さぬようにすれば済む話ではあるな」
「密告者を募るのも良さそうですな───そのための資金繰りは、
無論私めにお任せいただければ」
「フフフ、よかろう───そちも悪よのぅ、大黒屋」
「いえいえ、お代官様ほどでは…フフフ───」
自らの安寧を守るため、左門はさっそく利兵衛と共に計画を練り始めた───。
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